こんにちは。
土地家屋調査士試験はマイナーなので、宅建や行政書士など、その他資格と比べて市販の参考書って本当に少ないんですが、
今回はその中でも個人的に非常に役立ったと思うものをご紹介します。
択一マスター
東京法経学院の択一マスター。
過去約30年分の過去問からテーマ別に問題をまとめたもの。
択一の勉強ってどうしても過去問中心になるんですが、実際の試験は全範囲から出題されるわけなので、それを何周もするのは効率が悪いんですよね。
この本はテーマ別に問題をまとめてくれてるので、苦手分野の発見に役立ったりと、とにかく効率よく勉強したい方におすすめ。
少し値段は高いですが、あれだったらメルカリなんかで安いのを探してみるのも良いと思います。
ちなみに自分は大分前(確か15年くらい前のやつ)のものをメルカリで購入。
それでも役立ちましたから。基本的な内容は変わってないんですね。
(もちろん多少の変化はあるのでそれは自分で確認が必要)
土地家屋調査士受験100講 書式編
登記申請書を書く練習は多少積んできたけど、まだ過去問を解くほどの実力はない、、。
という方へのステップアップとしてはこの本が最適。
土地家屋調査士受験100講 理論編と合わせて一つなんですが、理論編は基礎知識、書式編は問題演習という形なので、予備校なので基礎講座取ってる人は理論編はわざわざ買わなくてよいかな、というところ。
(あと内容が結構堅苦しいのでとっつきにくいと思う)
こちらの書式編の何が素晴らしいかと言うと、問題が見開き1ページでまとまってるので非常にコンパクトで見やすいということ。
本番の問題と比べると文章量などは当然少ないんですが、大事な要点がまとまってるのでこれ一冊解くだけで大分実力が上がります。
100講とありますが、実際の問題数は50問です。(あとやらなくていいけど基本問題が10問ちょっと)
注意点としては、解説も見開き1ページにまとまっちゃってるので、量としては少なく、そっけないです。
元々ある程度基本は理解していないと、
「なんでこの答えになるの、、?」
と悩んでしまうことがあると思います。
なのであくまで基本的な知識がある段階でやらないと難しいと思います。
あと一部古いところがあるので(訂正紙が入ってますが)そこも注意。
ただし全般的には非常に良い参考書だと思います。
楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー
こちらはより実際の試験の形式に寄せた、実践的問題集です。全50問。
出版が比較的最近ということもあり、本番の試験に最も近いと言えます。
というか、市販の本だともはやこの本くらいしか無いんですよね。
という意味では、土地家屋調査士試験に真面目に臨む受験生はほぼ必ず目を通してる本といえなくもないので、この本に出てきた知識は取りこぼさないようにしておきたいところです。
で、本のレベルですが、
ぶっちゃけ結構難しいです。
作者が前書きで述べてますが、実際の試験よりあえて難しめに作っているそうな。
確かに土地の計算問題など、本番より計算が多く、難しいです。
その意味ではこの本の問題がある程度スラスラ解けるようになると、本番が簡単に感じることができるというわけなので、是非そのレベルまで持っていってほしいと思います。
また、論点を説明させる問題も多く、この本で問われた論点を全て理解することは択一での助けにもなるでしょう。
自分はこんな感じで(一例ですが)別途Googleドキュメントに論点をまとめてました。
殆どこの本に出てきたものをベースにしてるのでその点でも非常に有用でした。
自分が購入した市販の参考書は以上の3つですが、
どれも非常に役に立ちましたので、多少値は張るものの、合格までの投資と考えて是非購入することをおすすめします!