こんにちは。
今回は、答練について。
まず答練って何なのよ?
って話ですが、一言でいうと、
ほぼ本番の試験と同じ実戦問題
です。
他の資格試験同様、土地家屋調査士試験って年に一回しかないので、結構プレッシャーが大きいんですよね。
当然緊張や焦りも生まれるので、本番同様に問題を解く訓練をしといた方が良いよね。
っていうので利用するのが答練というやつです。
各予備校が本番同様の形式でオリジナル問題を作成してくれるので、それを時間通りに解くことで実力を高めましょうというもの。
土地家屋調査士の試験ってマイナーなので、市販の問題集が少ないし、過去問もやり尽くしてしまうと初見の問題を解く機会もない、、。
ということになりかねないので答練を利用するってわけです。
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そもそも答練は必要か?
とはいってもお金もかかるし、答練受けなくても合格できませんか?
ってとこなんですが、結論から言うと答練受けなくても
合格してる人は勿論います。
ただし、万一不合格だった時に、
あの時もっと実戦形式の問題を多く解いとくべきだった、、。
なんて後悔はその先1年間ずっと心に存在するのも想像に難くありません、、。
自分の話をすると、
確実に1回で受かりたい(切実)
って考えだったので、受かったら余裕で元が取れると考えてケチらずに答練受けました。
結果的に一発合格できたので本当に良かったと思いましたね。
答練の費用はどのくらい?
結論から言うと、大体10万~15万円くらいかかります。
中々の出費ですよね。
大手予備校を比較してみましょう。
東京法経学院
答練12問+模試の計13問で147,400円。
(1問あたり11,338円)
添削、採点有り。
LEC
答練8回+最終チェックテスト2回の計10回で110,000円。
(1問あたり11,000円)
添削、採点有り。
アガルート
6回で税込み87,780円
(1問あたり14,630円)
添削、採点無し。
こうやって1問あたりの価格でみるとLECが一番コスパ良さそうですね。
ちなみにLECは他社乗り換えや先割で割引がききます。
自分の場合、基本講座はアガルートだったので、そこから乗り換え割引ということで15%オフの93,500円でした。
添削、採点がある方が良い
コスパは一旦置いておいて、実際問題アガルートは添削、採点がない。
つまり問題を自分で解いて、自分で採点してね。
という方式なので自分は外しました。
なぜかというと、答練で大事なのは
自分では気づけていなかった弱点を発見すること
なので、どうしても自己採点だと甘めになってしまったりするため、ここは添削、採点ありの東京法経かLECにしようと考えました。
余談ですが、本当に答練受けてよかったと思ったのは、
申請書を書く問題で、「符号1の附属建物」の「符号」の『号』を
ずっと『合』って書いてたんですよね。
アホですよね。
でもこれ添削で指摘されなかったら本番でも同じこと書いてた可能性があるわけで、
0.5点に泣く(不合格になる)試験でつまらないところで失点してたかもしれないということ。
こういう発見があるから他者の客観的な採点って大事なんですよね。
実際の添削と採点結果(web上で見ることができます)。
こんな感じで一言メモくれるのでありがたかったです。
LECの答練を受けることに
結局値段やボリューム的な点からLECが一番ちょうど良さそうだったのでLECにしました。
ちなみに時期は8月から。本番は10月なので約2ヶ月前からですね。
ここからはLECの答練の感想になります。
通学か通信か?
まずは通学または家でのオンライン授業かってところなんですが、
毎週通学は面倒&交通費もかかるので通信を選択。
ただし、できるだけ本番同様の環境で問題を解きたかったこともあり、
無理をいって何回かは現地(LECの校舎)で受けさせてもらえないか交渉。
結論OKだったんですが、イレギュラー対応だったようで、ここらへんは担当者にきちんと相談する必要があるので注意ですね。
全体的にレベルは高め
全体的に過去問と比べてもレベルは高いと思いました。
特に択一は個人的には非常に難しかったです。
過去問だと安定して18問前後は取れてたんですが、LECの答練は6~7割がやっとという感じ、、。
解説の動画講義はそこまで詳細ではない
直前期ということもあり、当然ある程度知識が入ってる前提で講師陣も話を進めます。
時間の制約もあるのでしょうが、解説講義に関しては正直飛ばしてる点も多く、親切とは言えない内容。
あと個人的には「こんなの落としてるようじゃダメですよ」的なニュアンスの物言いがたまにあるのが少し気にかかりました。
また、択一に関しては講師が「この問題はAランク、Cランク・・・」とランク付けしてくれてるのですが、
正直全部覚えれば良くない?
と思ってる脳筋の自分からするとあえてランク付けしてる理由もよくわからず、、。
さらに「この問題の解説は飛ばして○ページ進みます」とかも、
え、飛ばすくらいならなぜ問題に出したの、、?
と思うこともあり、前述の通り過去問よりは大分難しいこともあり、本当に役立ってるか微妙な感じは正直受けました。
解説冊子は秀逸
とはいえ、解説冊子は非常に有用でした。
特に記述の問題、頻出の要点がコンパクトにまとまっており、これらをしっかり復習すれば確実に点数がアップするといえます。
実際に自分もこの時期から飛躍的に過去問の点数も安定しました。
これは文句なしに強みだと言えると思います。
採点結果や判定が確認できる
家で問題解く→封筒(LECから送られてくる)に入れて郵送→添削、採点
の流れなんですが、採点結果や全体順位をweb上で見ることができます。
こんな感じで出ます。これは第一回のものですが、ボロボロの成績、、。
でも合格できましたんで、ご安心を。
6回目の成績、書式は大分点数安定してきましたが、結局択一はついぞC判定以上になることはなかったですね、、。
答練の成績は気にしなくてよい
前述のとおり、自分は答練の成績自体は別に良くなかったです。
仮にみなさんも答練の成績が悪くてもそこまで悲観的になる必要はないと思います。
というのも、この土地家屋調査士試験って、
波が激しい試験
だと思ってるからなんですよね。
どういうことかというと、書式は論点を一つ見落とす(3階建てなのに2階建てと判断してしまうなど)と、
申請書で減点、求積で減点、各階平面図の作図でも減点、、。
と、
芋づる式に減点になってしまうんですね。
そういう意味では割と運要素も大きい試験だと思いますので、答練の結果に一喜一憂する必要はそんなにないと思います。
ただし、間違ったポイントの復習は必ずしましょう。
最終ゴールは本番をパスすることなので、ここは確実に。
まとめ
確かに費用的な面でも基礎講座にプラスして答練を受けるのはお財布的に痛いんですが、
合格すれば余裕でペイする
と思って受けるのをおすすめします。
自分も少し迷いましたが、仮に不合格だったら「答練受ければよかった、、」
となっていたのは明らかでしょう。
というわけで、答練はできるだけ利用すべき!
という個人的な感想でした。