今回は写真測量に関して。
写真測量
空中写真を解析することで測量を行う。
空中写真は正射投影ではなく中心投影。
対空標識
対空標識を設置する場合は土地所有者または管理者の許可を得る必要がある。
縮尺の計算
1/縮尺=地物の写真上の長さ/地物の実長=画面距離/撮影高度
公式を元に計算する。
※①のXは便宜上のX(撮影高度)。
正解は3となる。
単位に気をつける。また、素子寸法×画素数=地物の写真上の長さ
X=橋の長さなので、正解は1となる。
オーバーラップ
写真測量ではステレオモデルを作成するため、重複した空中写真を撮影しなければならない。
連続した写真は重複部分(オーバーラップ)が出るようにする。
オーバーラップは必ず50%以上が必要であり、標準は60%となっている。
1枚の写真の中心点を画面主点というが、連続する2枚の写真の画面主点の位置差を撮影基線長(主点基線長)という。
撮影基線長は重複しない部分の幅と等しくなる。
パスポイント
同一コース内の連続する空中写真に共通する点のこと。
重複部分の中央(画面主点付近)と両端(撮影基線に直角な両方向)に1点ずつ計3箇所以上設定する。
タイポイント
隣接2本のコース間の接続に用いられる点。
隣接コースと重複している部分で、空中写真上明瞭な場所に、直線上にならないようジグザグに並ぶように配置する。
※タイポイントはパスポイントで兼ねることができる
比高の計算
地物の高さ:対地撮影高度=写真上の像の長さ:鉛直点から像の先端までの距離
つまり、
像の高さ=対地撮影高度×写真上の像の長さ÷鉛直点から像の先端までの距離
公式を用いて計算。
よって正解は4となる。
同時調整
デジタルステレオ図化機を用いて、パスポイント、タイポイント、標定点の位置と標高を測定すること。これによりステレオモデルを作成することができ、平面絵の図化が可能となる。
数値図化→数値編集→補足編集→数値地形図データファイル作成
の流れ。